ホレンコの友 2017年7月号
                  
    「はくちょう座が伝える天からのメッセージ」    
                    
                
日本キリスト教団 岩内教会牧師 平 宏史

 夏の星座の中でも最も美しく、人々に称えられているのが白鳥座です。特に明るい5つの星で作られている十字架は、古くから南天の南十字に対して、北の十字架とも呼ばれ、人々は神聖なものとして仰いできました。
 この星座は、31個の星からなっており、白鳥の尾のところには、α星デネブが白色に光り、くちばしの先には、天上の宝石といわれるβ星アルビレオが輝いています。白鳥は水鳥の中でも、最も気高く、堂々としています。どの民族においても、詩的な威厳、純粋さ、そして、優雅さの象徴となってきました。
 ギリシャ人、ローマ人は、美の神、詩の神として聖別していました。白い鳩は聖霊の象徴ですが、同じように清らかで、この上なく美しい白鳥は、渇ききった人々の心に喜びの水を与え、生きる希望をもたらす救い主キリストの象徴として最も相応しいものといえます。
 この白鳥は、大きな翼を備え、天空に円を描き、天のかめから尽きることのなく流れる川、銀河の上を舞っています。翼と胴体とで十字架の形をなし、比類のない威厳に満ちた優雅な十字架を描きながら、恵み豊かな命の水の上を舞っているのです。
 この星座を天空に仰ぎ見ながら、雄大な美しいキリストの姿を共に瞑想しようではありませんか。キリストは地上での救いの働きを全うされて後もなお、天に舞いつつ、地上で戦う教会や人々に希望と勇気を与え続けているのです。
●「信仰、希望、愛」の夏の大三角
 夏の夜空にひときわ鮮やかに見えるのが夏の大三角といわれる3つの一等星、これは他の星座の観測のために一番の目印となっています。この大三角を描いている3つの星、すなわち「こと座」のベガは信仰者の賛美、「はくちょう座」のデネブは希望のメシヤ、「わし座」のアルタイルは偉大な神の愛を表しています。

      
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