ホレンコ
北海道マスコミ伝道センター
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ホレンコの友
巻頭言 2025年5月号
「闇の中を歩ませないために」
「わたしは世の光です。わたしに従う者は、決して闇の中を歩むことがなく、
いのちの光を持ちます」(ヨハネ8:12
キリスト兄弟団 旭川栄光教会牧師 笹川洋史
自己紹介は、自分のことを知ってもらって、良い印象を与え、相手と仲よくなるのが目的です。できれば、自分の持ち味を相手に伝えることができると、その後の関係が充実したものになります。ここでは、イエスの自己紹介について、思い巡らしてみましょう。
イエスが世の光ならば
イエスは、自分が何者なのかということを、相手の心に届くように、自己紹介されます。その一つが有名な「わたしは世の光です」というものです。これは、この世は“闇”だというのが、大前提です。闇の中は、危険がいっぱいです。闇の中は、他の存在に気づくことができないので、ただ自分の事しか考えられないところです。そこに、“光”としてイエスがやって来たというのです。この世は闇のままでも、世を照らす光があれば、行動範囲が広がり、危険を察知して回避し、他者と協力することができるようになります。光があれば、生きる世界が変わるのです。
さらにイエスは、いのちの光となって、人を生かし、成長させることができます。いのちを輝かせて生きるような、充実した幸いな歩みに導かれるのです。
イエスのことばに確信をもって
イエスは、「わたしに従う者」となることを求めます。イエスが世の光であることを、確信できるかどうかです。従わなくてもいい理由は、いくらでも考え出すことができます。「特別な人だけがそうなるんじゃないか」、「私には無理だ」、「そんなうまい話があるのか」など。イエスのことばは、必ず成就します。聖書を読んだ多くの人々が、世の光であるイエスに出会い、人生が変えられています。世の光であるイエスに従って、イエスとともに歩むとき、日々強められて、周囲を明るく照らすような存在になります。
闇の中を歩むすべて人に、世の光であるイエス・キリストを伝えたいです。そのために、ホレンコの番組が、「福音を伝え、その人たちがキリストを受け入れ、信仰のまじわりに入る」ように、ますます期待して、祈ります。