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​ホレンコの友 
巻頭言 2026年1月号

「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである」 (マルコによる福音書2章17節)             

日本基督教団中標津伝道所牧師 石垣弘毅             
 私の住む中標津町の人口は2万2千人、乳牛の数は4万3千頭、人口の2倍の牛がいます。町には「牛乳で乾杯条例」という条例があって、公的な式典や会食の乾杯はビールやお酒ではなく牛乳で乾杯します。牛乳のおいしい町です。
中標津伝道所はこの町にある小さな教会です。市街地から来る方は少なく酪農家を含め皆様遠方から車で来られ、いつも6、7名で礼拝を捧げています。中標津町にはカトリック教会1、ロシア正教会1、プロテスタント教会が3あります。その中で町に住む牧師は私一人です。私が牧師のイメージを壊すのではないかと、ちょっと不安になります。
私事ですが、2023年9月末、両親の介護のストレスが原因で双極性障害(そううつ病)を発症し、1ヶ月半、精神病院に入院しました。その後退院し体調も良くなったため、発病のため実現できなかった両親の介護に再度チャレンジしました。ところが再発。2度目は2024年12月24日、クリスマスイブ賛美礼拝の最中に発病しました。礼拝が終わった時、教会の役員の皆様が私の異変に気づき、病院に行くように勧めてくださったのですが、「ふざけるな」と大きな声で怒鳴り、教会を飛び出しました。そして1ヶ月半、閉鎖病棟に入院。この原稿を書いている今日、2回目の発病から1年が過ぎました。
 発病を通して学んだ事は、私は弱い人間であるということです。私が信徒を牧会するのではなく、逆に病気を通して家族や教会、町、地域、病院の方々に助けられ、牧会されてきたように思います。そして、ここでは書けないような常軌を逸する行動で沢山の方々を傷つけて、そして赦されて来ました。
 キリストの福音は、まさに私のためにあるのだと確信いたしました。「わたしが来たのは罪人を招くためである」。ホレンコのラジオ放送を通して、私のような弱さを抱えて生きておられる方々、一人一人に、この福音が届きますように。
 中標津にお越しの際は、ぜひ、教会にお立ち寄りください。お待ちしております。

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